皆さんがよくかかる鼻の病気をご紹介しましょう。もし、症状に心当たりがあるようであれば早めにご相談ください。
Ⅰ型アレルギー反応によって、引き起こされる鼻炎をアレルギー性鼻炎といいます。 スギなどの花粉が飛ぶ時期におこるものを「季節性アレルギー鼻炎」、“ほこり”や“ダニ”などの時期を問わず現れるものを「通年性アレルギー性鼻炎」といいます。
アレルギー鼻炎の症状は主に次の3つです。
上記以外に目がかゆいなど、人によっていろいろな症状が現れます。
原因を見つける検査をおこないます。岡部医院では、採血によるアレルギー検査をおこなっております。食物、花粉、カビなど頻度の高い36項目を一度に調べることができます。具体的な治療方法は、抗アレルギー薬の内服を主として、その方の症状に合わせて、点鼻薬、点眼薬などを併用します。
呼吸を行う鼻の周囲には、顔の骨に囲まれた空洞が左右それぞれ4箇所ずつあります。この空洞を副鼻腔といいます。 副鼻腔炎は、ウイルスや細菌が侵入したり、アレルギーなどの原因によって副鼻腔が炎症を起こした状態で、一般的には蓄膿症とも呼ばれます。
副鼻腔炎の主な症状は、下記の通りです。
子どもの場合、自分では鼻の不調に気付きにくいものです。 周囲の人が早く気付いてあげることが必要です。 鼻づまりのため、口呼吸やいびきをしているようでしたら、副鼻腔炎の可能性を考えてみましょう。
風邪やアレルギー性鼻炎などで鼻の粘膜が腫れて、鼻の換気が悪くなり副鼻腔炎が起こります。アレルギーの場合は、副鼻腔炎との両方の治療をする必要があります。
副鼻腔炎は、マクロライド系とよばれる抗生物質の少量持続療法と週1、2回の通院を約1ヶ月継続します。治っているかどうかは再度レントゲンを行い、治癒していることをしっかり確認するようにしています。
日本人に多いアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎は本当につらいもので、生活にも支障をきたすことも少なくありません。お困りの症状がありましたら、何でもご相談ください。