当院には、顔に症状の出る病気でご来院される方もいらっしゃいます。お子さまに多いのが「おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)」です。
おたふくかぜは頬の腫れで気付くことが多く、症状は耳下腺炎(唾液の出る腺のひとつ)の腫れや咽頭の痛み、発熱をともないます。まれに無菌性髄膜炎などの合併症を起こすこともありますので、注意が必要です。
このほかにも水痘ウイルスによる「水ぼうそう」や、皮膚が細菌に感染して起こる「とびひ」も顔に発疹や水ぶくれができます。お子さまのお顔に気がかりな点を見つけたら、受診してください。
めまいが起きた場合、内科を受診するどうか迷う方もいらっしゃいます。 めまいは、耳の奥の内耳が関係していることが多いので、耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。
めまいでご来院された方には、下記のような検査をおこないます。
内耳性めまいで最も多いのは、「良性発作性頭位めまい」という病気です。内耳の前庭にある耳石というものが三半規管の中に落ちることが原因といわれていますが、落ちる理由はまだわかっていません。ストレスや疲れ、長期臥床が影響するとされています。
上記以外にも、メニエール病が内耳性めまいでは有名です。その場合は、利尿剤、漢方薬などを処方します。聴力悪化が著しい場合は、ステロイド剤を使用することもあります。
同じようなめまいの症状でも脳に原因がある場合もあります。(脳梗塞・脳腫瘍など)その場合は、MRIで診断するなど、的確な診療が必要になります。心配し過ぎることはありませんが、めまいには重大な病気が潜んでいる可能性もありますので、ぜひ受診してください。